『現在美容院に勤務する美容師です。独立で成功するためにやるべき事、注意すべき事、必要なことなどを分かりやすく教えてください。』とChatGPT先生に質問し、その回答を私の方で添削してみました。
黒文字がChatGPT先生のご回答で、オレンジ色の文字が私の所感・意見になります。
1. 事前の準備
ビジネスプランを作成
・どのようなサービスを提供するのか、ターゲット顧客は誰か、価格設定、マーケティング戦略などを明確にしましょう。
資金の準備
⇒これももちろん重要です。居ぬき物件で前のオーナーさんが美容院で色々残していった場合には安く済みますし、ゼロから内装工事する場合には結構な額が必要になります。自己資金を貯めた上で、創業融資に力を入れている日本政策金融公庫さんに打診する形になる事が多いと思います。
2. 顧客基盤の確立
既存顧客との関係を強化
・既に築いている顧客との関係を大切にし、独立後も引き続き利用してもらえるよう努めましょう。
⇒これは現在働いている美容院さんの方針によると思います。『お客さんを連れて行っても良い美容院に勤務している場合』は重要になるが、そうでない場合には、違うケースもあるかなと思います。とはいえ感謝の気持ちも込めてお客さんとの関係は大切にしましょう！
新規顧客の獲得
・SNSやウェブサイト、口コミなどを活用して新規顧客を獲得しましょう。
⇒これは本当に重要。美容院さんだとホットペッパーでの集客が重要になるケースが多いと思いますが、口コミが良いのは当たり前の世界になっていて、ホットペッパーだけだと他の美容院さんと差別化できずコストばかりかかります。独自のHPやインスタグラム等で宣伝が出来るように独立前から準備しておくことが大切だと思います。
3. 経営スキルの習得
経理・財務管理
・収支の管理や税金の申告など、基本的な経営スキルを学びましょう。
⇒美容院さんは現金商売な面があるので通帳残高と売上みたら割と正確に経営状態の把握はできます。なので適切な税理士を見つけたら少しずつ勉強する感じでも良いかな、という気もします。
とはいえ重要ではあるし規模が大きくなると必須にはなるので、少しずつ学んでいく事は大切で、独立当初はそれほど税金も出ないので、美容師さんの独立としては他の項目に比べたら優先順位は低めかという感じです（他に重要な事が沢山あるので）。
マーケティング
・自分のブランドをどう売り出すか、効果的な広告方法を考えましょう。
⇒広告方法については上記の新規顧客の獲得で述べた通りです。
自分のブランドについては人それぞれなので言及できませんが、個人的にはスタイリストさんやアシスタントさんが笑顔になれる職場作りが重要かなと思います。
大阪だと面白おかしくゲラゲラ笑かしていく感じでしょうか。スタッフさんがよく辞める美容院さんは残念ながら伸びないです。
4. 法的手続き
開業届の提出
・税務署に開業届を提出し、必要な許可やライセンスを取得しましょう。
⇒これは重要ですが、適切な税理士を見つけたら簡単に解決します。ただ開業届は事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出、青色申告承認申請書は業務を開始した日から2か月以内に提出などの期限がありますので、独立前に税理士を見つけておくか、税務署に事前に相談した方が良いと思います。
大阪、兵庫、京都で税理士をお探しの場合は、宮浦事務所にご相談ください（宣伝）！
保険の加入:
・事故やトラブルに備えて、適切な保険に加入することを検討しましょう。
⇒店舗の火災保険は必ず加入しましょう。あと家族の為の生命保険等は高額になる積立型ではなく、低額で同じ保障が得られる掛け捨て型が良いケースは多いと思います。資金に余裕がある場合は別ですが当初は独立資金に回して、業績が良くなって余裕が出来たら積立型を検討すると良いケースが多いと思います。
5. 継続的なスキルアップ
技術の向上
・トレンドを常に把握し、新しい技術を学び続けることが大切です。
⇒これは非常に重要ですよね。私も下手な美容師さんだと次は行かないことが多いです。
お客様対応スキルの向上
・丁寧な接客とコミュニケーション能力も重要な成功要因です。
⇒これも非常に重要かと思います。お話が上手い美容師さんだと、多少微妙な仕上がりでも次も行くことが多いです。
6. 注意点
リスク管理
・経済状況や業界の変化に柔軟に対応するためのリスク管理が必要です。
⇒これは全ての経営者に言える事だと思います、重要！
時間管理
・独立すると、自分で時間を管理する必要があります。スケジュール管理や自己管理能力が求められます。
⇒ここが本当に経営者として大きく差が出るところだと思います。
最後に
以上がChatGPT先生のご回答と、それに対する私の感じたところでしたがいかがでしたでしょうか？
私としては、ChatGPT先生は良いことを上手く言うなという感想と、とは言え足りていない所もまだあるなという感想の両方でした。
美容院さんは私が一番長い時間をかけてお付き合いした業種の一つで、私は税理士の中でも詳しい方だと思います。特に美容院さんは法人化する際の選択肢でその後の出費が大きく変わる業種ですので、大阪、兵庫、京都で美容院の法人化をご検討されている方は、お気軽にお声がけ頂けたら幸いです。
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